スキップしてメイン コンテンツに移動

大人とは。

 あけましておめでとうございます

今年も皆様にとって実りのある年となりますように。

成人の日おめでとうございます。

たくさんの新成人たちの未来が栄えあるものとなりますように。


大人とは何か? 


生徒から何やら哲学めいた質問がありました。

成人の日を受けて始業式のあいさつで教わったのでしょう。 

学校の先生に「大人とは困っている人を助けられる人間のことである」

とのお話をいただいたそうです。

しかし、彼は疑問をが浮かんできました。 

でも、この前自転車のチェーンが外れたとき周りの大人は誰も助けてくれなかった。 

では、彼らは大人ではなかったのか?


外れたチェーンを直す。不慣れな人にとってはなかなか簡単に治せませんし、手も汚れますし、これから客先に行く人もいうことでしょう。 そういった周りの事情を想像してほしいと思ったのですが、それを先に言うとせっかくのテーマが台無しになってしまうような気がしましたので、ちょっとそこは横に置いておくことにしました。


大人になるとは何だろうと、大人になった人間が必ず直面する悩みではないでしょうか?

これができたら大人 なんて便利な定義は、価値観が多様ななかで明確な定義はできないのではないと思います。

周りを助けることのできる人

相手の立場に立って考えられる人

自分の言動に責任持てる人

社会に貢献できる人

その他、人の数だけその定義があると思います。

そして、そのどれかのみを伝えて、こうあるべきだとは言えないでしょう。

ですから、私も私なりの大人の解釈を伝え、最後に伝えました。

人それぞれの大人像がある中で正解はないでしょうね。

でも、あなたが大人になるまでに、尊敬できる人、尊敬できない人 たくさんの大人に会うことができるでしょう。

尊敬できる人に会った経験を積み重ねて自分なりの大人像を作り上げていってはどうですか?そして、それを求めていけばあなたもいずれ大人になれるのではないでしょうか?

そして、いつか成人式の日を迎え大人としてのふるまいを求められたとき、あなたはは大人としての一歩を迷うことなく進められると思う。と。


おそらく、学校の先生は自己の考えはどうであるかを伝え君たちはどう考えるか?

と問題定義をしたのでしょうね。

先生の話をうけて素直に考えられるこの生徒さんは素晴らしいなと思うのです。


個別ですと、勉強もさることながらふとした疑問を聞けるのも良いことですよね。

今子供たちが何に悩んでいるか、何を喜び、何に不満を感じているのか。

子供たちと話しているといろいろ知ることができます。

教え・教わる。子供たちと向き合うのは楽しいものです。



コメント

このブログの人気の投稿

卒業おめでとうございます。

 中学生も 小学生も 卒業式が終わりました。 ご卒業おめでとうございます。 お昼休みに近所のスーパーに出かけると、いつもはいない子供たちがおにぎりやジュースをもって長蛇の列をなしていました。 温かいお天気でしたから、近所の公園で遊びながらお昼も食べるのでしょうね。 平日にほかの学年が学校に行っている間に遊べる至福の時です。 別に何にも悪いことをしていけれど、平日の昼間に遊ぶという何とも言えない背徳感。 そんなものも、子供たちは楽しんでいるのでしょうか? ふりかえれば入学式。新しい環境で、それまでの常識と異なり戸惑うことが多かったことでしょう。 人間関係に悩み、学習に悩んできたことでしょう。 時には逃げ時には、歯を食いしばり乗り越えて、少しずつ大人になっていく姿がありました。 そんな子供たちの後姿を大人たちはまぶしく思うのです。 光のどけき春の日に照らされた子供たちをみつめスーパーで一人感慨深くなりました。 ご卒業おめでとうございます。

お絵描き

子供たちにとっては魅力的なもの、それは塾にあるホワイトボード。 塾備え付けのマーカーを全色使って、始業のベルが鳴る前に壮大な絵を描き上げる子もいますし、授業中にちょっとヒントの絵を描こうものなら、「先生、ちょっとマーカー貸して」とお絵描きが始まる子もいます。 もちろん、お絵描きの授業でもないので早々に切り上げるのですが、唯一お絵描きを全面的に許される機会があります。 「詩」の授業です。 詩が苦手 何を言っているのかわからない ということばをよく聞きます。 かくいう私も 小学生のころ「詩」は苦手でした。  情景が思い浮かばなかったですし、書き手が何を思い浮かべたかったかって?知らないよ。  とすら思っていましたっけ。 受験を前提としている方も、そうでない方も苦手だと思っている生徒さんにはまずは、詩を読んで絵をかかせます。 初めて一人で電車に乗った少女がどきどきしている詩、山のススキの中を二匹の狐が飛び跳ねている詩、シカが猟師を見据えている詩。 絵に描かせると、よくわからないって言っている生徒さんも実は結構のびのびと情景を表せたりするのです。 見ているこちらも、詩のどのあたりが読み取れていないのかが分かりやすくなってきます。 そして、絵をもとに詩に込められた感情を質問形式で導き出していくとスルスルと詩の理解が始まり苦手意識はあっという間に払しょくされます。 「詩がめんどくさい 嫌いや」と言っていた彼は今では 「詩が一番楽しい」と言ってくれています。 終

うちの子 集中力ないわ~

 うちの子は家では全然集中しなくって。。。 よく、保護者の方がおっしゃるこの言葉。 いざ、体験授業で接してみると・・・ ・・・いやいや めっちゃ集中したはりますよ お子さん。 体験授業ではどれくらいの学力なのか、お子様の良いところ悪いところをつかむために広い範囲で問題を投げかけます。そして、声がけをします。 「できるところもできないところもあっていいのよ わからなくなったら教えてね。」 できないことへの不安をやわらげること。 わからなくなったらすぐ質問することができるという安心を感じられること。 この二つが実は集中力への近道であり、王道であることを改めて思うのです。 このご時世、保護者の方は忙しく、なかなかご自宅で学校の宿題を傍で見てあげる時間は少ないでしょう。 それでも宿題をしているのを見かけたら「がんばってるね」「何かわからないことある?」声をかけてあげてください。  親が見てくれていることから生まれる「安心」は塾の先生が与えることのできる「安心」より何十倍も力があります。 そして、それが集中力を続けさせるきっかけになるのです。 ほら、大人だって、評価してくれているかわからない仕事を延々と続けるの嫌ですもの。 あ、思いのほかひねった問題だったりして答えられないとき、親のメンツが・・・なんて思っていませんか? そういう時は シラ~っと 「いい質問だね。 調べてみようか」 っと教科書をひろげてみてください。 子供はその日学校でやったことを宿題で持って帰ってきているのですから、教科書を広げたら勝手に思い出してくれます。 こうなったらしめたもの 「お、よく覚えてるね」と声をかけるだけでぐんぐんと子供の自信は成長していくと 私は実感しています。 もちろん、うまく行くときもいかないときもありますが、それはその時。 次回チャレンジです。