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うちの子 集中力ないわ~

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卒業おめでとうございます。

 中学生も 小学生も 卒業式が終わりました。 ご卒業おめでとうございます。 お昼休みに近所のスーパーに出かけると、いつもはいない子供たちがおにぎりやジュースをもって長蛇の列をなしていました。 温かいお天気でしたから、近所の公園で遊びながらお昼も食べるのでしょうね。 平日にほかの学年が学校に行っている間に遊べる至福の時です。 別に何にも悪いことをしていけれど、平日の昼間に遊ぶという何とも言えない背徳感。 そんなものも、子供たちは楽しんでいるのでしょうか? ふりかえれば入学式。新しい環境で、それまでの常識と異なり戸惑うことが多かったことでしょう。 人間関係に悩み、学習に悩んできたことでしょう。 時には逃げ時には、歯を食いしばり乗り越えて、少しずつ大人になっていく姿がありました。 そんな子供たちの後姿を大人たちはまぶしく思うのです。 光のどけき春の日に照らされた子供たちをみつめスーパーで一人感慨深くなりました。 ご卒業おめでとうございます。

大人とは。

 あけましておめでとうございます 今年も皆様にとって実りのある年となりますように。 成人の日おめでとうございます。 たくさんの新成人たちの未来が栄えあるものとなりますように。 大人とは何か?  生徒から何やら哲学めいた質問がありました。 成人の日を受けて始業式のあいさつで教わったのでしょう。  学校の先生に「大人とは困っている人を助けられる人間のことである」 とのお話をいただいたそうです。 しかし、彼は疑問をが浮かんできました。  でも、この前自転車のチェーンが外れたとき周りの大人は誰も助けてくれなかった。  では、彼らは大人ではなかったのか? 外れたチェーンを直す。不慣れな人にとってはなかなか簡単に治せませんし、手も汚れますし、これから客先に行く人もいうことでしょう。 そういった周りの事情を想像してほしいと思ったのですが、それを先に言うとせっかくのテーマが台無しになってしまうような気がしましたので、ちょっとそこは横に置いておくことにしました。 大人になるとは何だろうと、大人になった人間が必ず直面する悩みではないでしょうか? これができたら大人 なんて便利な定義は、価値観が多様ななかで明確な定義はできないのではないと思います。 周りを助けることのできる人 相手の立場に立って考えられる人 自分の言動に責任持てる人 社会に貢献できる人 その他、人の数だけその定義があると思います。 そして、そのどれかのみを伝えて、こうあるべきだとは言えないでしょう。 ですから、私も私なりの大人の解釈を伝え、最後に伝えました。 人それぞれの大人像がある中で正解はないでしょうね。 でも、あなたが大人になるまでに、尊敬できる人、尊敬できない人 たくさんの大人に会うことができるでしょう。 尊敬できる人に会った経験を積み重ねて自分なりの大人像を作り上げていってはどうですか?そして、それを求めていけばあなたもいずれ大人になれるのではないでしょうか? そして、いつか成人式の日を迎え大人としてのふるまいを求められたとき、あなたはは大人としての一歩を迷うことなく進められると思う。と。 おそらく、学校の先生は自己の考えはどうであるかを伝え君たちはどう考えるか? と問題定義をしたのでしょうね。 先生の話をうけて素直に考えられるこの生徒さんは素晴らしいなと思うのです。 個別ですと、勉強もさることながらふ...

お絵描き

子供たちにとっては魅力的なもの、それは塾にあるホワイトボード。 塾備え付けのマーカーを全色使って、始業のベルが鳴る前に壮大な絵を描き上げる子もいますし、授業中にちょっとヒントの絵を描こうものなら、「先生、ちょっとマーカー貸して」とお絵描きが始まる子もいます。 もちろん、お絵描きの授業でもないので早々に切り上げるのですが、唯一お絵描きを全面的に許される機会があります。 「詩」の授業です。 詩が苦手 何を言っているのかわからない ということばをよく聞きます。 かくいう私も 小学生のころ「詩」は苦手でした。  情景が思い浮かばなかったですし、書き手が何を思い浮かべたかったかって?知らないよ。  とすら思っていましたっけ。 受験を前提としている方も、そうでない方も苦手だと思っている生徒さんにはまずは、詩を読んで絵をかかせます。 初めて一人で電車に乗った少女がどきどきしている詩、山のススキの中を二匹の狐が飛び跳ねている詩、シカが猟師を見据えている詩。 絵に描かせると、よくわからないって言っている生徒さんも実は結構のびのびと情景を表せたりするのです。 見ているこちらも、詩のどのあたりが読み取れていないのかが分かりやすくなってきます。 そして、絵をもとに詩に込められた感情を質問形式で導き出していくとスルスルと詩の理解が始まり苦手意識はあっという間に払しょくされます。 「詩がめんどくさい 嫌いや」と言っていた彼は今では 「詩が一番楽しい」と言ってくれています。 終

ヒラメキの素

  算数の図形の問題とにらめっこして、20分。  彼女にはなかなか解ける様子がありません。 「そろそろギブアップ?」 「いや、まだガンバル。」 ----------------------------------------- 私は、「図形はパズル」とよくこともたちに伝えます。 ピタッとピースがはまった時の爽快感が、図形の問題が解けた瞬間と似ている上に、その爽快感が気持ちよくって、一度ハマると次に挑戦したくなる。 ですから、私は図形の問題を解いている子にはできるだけじっくり時間を渡します。 解けたときに見せる子供たちのドヤ顔のカワイイこと! そしてそのドヤ顔の子たちは、次に似たような問題ができたとき、すぐに解けるようになります。 では、解けなかった場合は?ダメなのでしょうか?  いいえ。 答え を見てもいいんです。 「なんや!こんな簡単やったんや。 ただひっくり返すだけやん!考えて損した!」 よくこんなセリフを生徒たちは叫びます。 考えた時間が損?? そんなこと全然ありません。 その答えを知った瞬間の悔しさと、答えを知れた安心感。それが大切と私は考えています。。 パズルは一度作り上げるとたとえ壊れても、次に挑戦するときはスルスルとはめることができますよね?  それも、苦労したパズルもあっけないぐらいにすぐに。 それと一緒で図形の問題も一度解いてしまうと次に似たような問題ができるとすぐに解けるができるのです。 その蓄積が他の問題を解くときの ヒラメキ になるのです。 ----------------------------------------- 冒頭の彼女は あと少し悩みましたがギブアップしました。 解説を受け、あんまりにシンプルな解法に、それはそれは悔しがっておりました。 その後、しばらくして似たような問題をしら~っと出してみると、 「こんなん知ってるし~」と言いながらドヤ顔で解いていました。 「え?先生な、あんたが前にめっちゃ苦しんだん、知ってるし~」 と心の中でツッコんだのはここだけの話。 終